「一緒につくる」という気持ちが
お客様との絆を今につなげた

営業本部 齋藤 健一朗 2005年入社

15年間、胸にある上司の言葉

大型案件は、営業の醍醐味

私は営業として大手のお客様を数社担当しながら、課のリーダーとして4人のマネジメント業務もあります。入社2年目に現在の部署に配属されて以来15年が経ち、今では部内で一番の古株になりました。営業で実績を積むにつれて会社を代表する大手のお客様を任せてもらえるようになり、扱う案件も何百、何千万の大型案件を担当することも有ります。大きな案件は、仕様確認や納期管理等、責任重大ですが、これぞ営業の醍醐味だと感じています。

お客様の業態は多岐にわたりますが、私のお客様は生産設備の設計・施工・メンテナンスを専門とするプラントエンジニアリング会社様や、各官庁・大型ビルなどの空調設備全てをオートメーション化する企業があり、技術的な知識を豊富にお持ちです。そのため、私たち営業にも、製品知識や技術の専門知識が要求されます。専門的知識は入社して仕事をしながら身に付けることも多く、分からない点は先輩や上司、また仕入れ先である各メーカー担当者さんへの問い合わせで教えて頂くことも多々あります。実は、当社が扱っている商材は身近にあるものが多いので、これがこう使われているのかという発見もあって、なかなか面白いんですよ。

常に「一緒につくる」
という気持ちで提案を工夫

当社の営業の魅力は、取引したい企業や扱いたい商材があれば、どんどん自分で開拓していくことも可能です。会社自体も、もともとは物販から起業したと聞いていますが、時代のニーズと共にメーカー機能や工事領域をカバーするエンジニアリング機能を育て、成長させる事により、お客様への提案の幅を広げることができました。『モノを売る』から『モノをつくる』『モノをエンジニアリングする』まで視野を広げることで、お客様の求めている事に全力で貢献する企業を目指しています。

そんな特徴を持つ会社だからか、僕が入社当時に上司に言われて今でも心に残っているのは、「お客様やメーカーさんと一緒につくろうという気持ちがなければうまくいかないし、うまくいっても物足りないよ」という言葉。営業の現場には同業者も多いので、お客様の要望に応えるばかりでなく一緒につくるという気持ちで、同業者とは違った視点から提案できるよう工夫しています。

逃げずに行動したことが、
縁をつないだ

フットワークが軽く、すぐに行動に移すのも私の長所かもしれません。よく覚えているのは、私が入社3年目のときのこと。工事も含めた受注をいただいたのですが、いざ始まってみると、予定と異なる部分がたくさん出てきてしまったんです。だからと言って、追加の費用ももらえなければ、工期を伸ばすこともできない。まさに危機的な状況でした。毎日現場に通ってメーカーや職人と工程調整し、お客様への提案をしたりと様々な調整を行い、結果的にうまくおさめることができました。お客様にとっては予定通りの工程といえず、二度と取引させてもらえなくてもおかしくないような状況でしたが、私が自ら行動を起こして一生懸命立ち回る姿を見て、評価してくださっていたようで、そのお客様とは今でもお付き合い頂いております。本当に逃げずにやり遂げて良かったと思っています。

若い世代の育成は、
未来を見据えて

マネジメントでは、部下である仲間が自発的に仕事に取り組んでいけるよう、やらなければいけない理由もきちんと伝えるよう努めています。すごく難しいのですが...。仕事のミスについてもその一面だけを注意するのではなく、当人の5年後、10年後を考えたうえで、アドバイスになるような発言を心がけています。そうすることで、できるだけこの業界に、且つこの会社に入社して良かったと思えるような仕事をしてほしいと考えているんです。

当社は2027年に創業80周年を迎えます。老舗の企業ではありますが、時代に合わせて変革していけるよう若い社員にも委員会などの役割を担い、意見を言いやすい環境をつくっています。2021年春からは、基幹システムをより時代に合った仕様に入れ替え、業務効率化や生産性の向上を実現していきます。会社が今後もチャレンジを続けていくためにも若い社員が生き生きと働ける環境にしていきたいと思っていますので、ぜひ一緒に働きたいと思ってもらえたらうれしいですね。